Contents
ユーザーが検索したときに、あなたの会社のWebサイトが上位に表示されてクリックして、訪問してくれると嬉しいですよね。
そして、上位表示されるためのキーワードが複数あれば、Webサイトのアクセス数が増えます。
そうなると、問合せや資料請求が多くなり、見込み客が増えていきます。
そのために必要なのが良質なコンテンツです。
今回は、コンテンツとSEOの関係について紹介していきます。
コンテンツ(contents)とは、辞書を引くと「中身」「内容物」「内容」「目次」という意味があります。
実際は、インターネットやWebサイトなどのメディアを通して伝えられる情報のことです。
大別するとWebコンテンツ、デジタルコンテンツ、モバイルコンテンツに分けられます。
WebコンテンツとはWeb上で扱われているコンテンツです。
Web上で確認できる情報ともいえます。
Webサイトにある動画、写真、ブログ、ニュース記事などもWebコンテンツといえます。
デジタルコンテンツとは、デジタルで作られたコンテンツのことです。
音楽ならCDではなくてストリーミング配信、書籍なら紙の本ではなく電子書籍、映画ならDVDではなく動画配信サービスになります。
別の見方をすれば、コピー可能なデジタルデータで作られたコンテンツともいえます。
モバイルコンテンツとは、スマホやタブレットなどのモバイル端末で利用できるコンテンツです。
モバイル端末で利用できるゲームや動画、電子書籍などがモバイルコンテンツにあたります。
SEOとは、Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマゼーション)の頭文字をとっています。日本語では「検索エンジン最適化」という意味です。
あるキーワードで検索したときに、そのキーワードに関連のあるWebサイトを上位に表示させることで「SEO対策」とも言われます。
上位に表示されるキーワードが増えるほど、Webサイトへのアクセス数も増加します。
SEOに取組むメリットは、基本的に2つです。
一つ目は、広告費を抑えられることです。良質なコンテンツが書き溜まると、キーワード数も増えてきます。そうするとユーザーの検索時に上位に表示されるキーワードが増え、Webサイトにアクセスが増えるので、広告を出さなくてもアクセスを集めることができるようになります。
二つ目は、つくったコンテンツが資産になるということです。良質なコンテンツは、大きく時代の変化がない限りは、アクセス数を集めてきてくれます。
また、サイト内に良質なコンテンツが増えていくと、Googleから見るとサイト全体のSEO評価も高くなります。
もちろんデメリットもあります。デメリットも2つです。
一つ目は、効果が出るまで時間がかかるということです。Googleのクローラーは定期的にwebサイトに訪れ、更新状況などの見に来ます。更新が頻繁に行われていると、クローラーが来る速度も速くなります。
逆に、何も更新していないサイトは長期間クローラーがやってきません。
クローラーが頻繁にやってくるようになれば、コンテンツも早く上位表示されるようになります。
例えば、1回目来たときに良質コンテンツができていたとして、表示される順位は100位や200位といったところです。
2回目来たとき、これを何十位まで押し上げてくれます。
このことからも解るように、更新速度を速めるとクローラーが頻繁にやってきてくれるようになるので、良質なコンテンツなら比較的短い時間で上位に表示されるようになります。
それでも、広告のように出せばすぐ表示されるということはありません。効果が出るまで時間がかかります。
二つ目は、検索エンジンのアップデートにより順位が下がるリスクがあるということです。
Googleは、年に数回アップデートを行います。アップデートとはGoogleのアルゴリズムの変更です。
これにより、順位が大きく変動することがあります。かつては、ペンギンアップデート、パンダアップデートといわれる大きなアルゴリズムの変更があり順位を落としたサイトもたくさんあります。
今のところは、良質なコンテンツを作成している限り、アップデートでも大きな下落はないとされています。
コンテンツSEOって聞いたことのある人が多いと思います。
コンテンツSEOとは、ユーザーが求めている情報をより分かりやすく情報としてまとめたコンテンツを継続的に発信し、ユーザーが検索したときにWebサイトを上位表示させ、アクセスを集めようとすることです。
コンテンツSEOに取組む場合は、自社の商品やサービスに関連するキーワードをいくつも抽出し、そのキーワードでユーザーが欲している情報は何なのかを見つけ出し、コンテンツを作成して発信することが大切です。
しかも、1回・2回で終わるのではなく、継続的に情報を発信していくことが重要です。Googleクローラー(サイト検索ロボット)の訪問を考えると、少なくとも週に1回は情報を発信するようにしたいものです。
SEOの歴史を振り返ると、2011年までは被リンクがSEO対策の主流でした。
自分のサイトに他のサイトからリンクをもらうのが被リンクです。そのための手法が様々ありました。
そのためユーザーが知りたいことを検索しても、まったく関係のないWebサイトが上位に表示されていました。
Googleの本来の目的は、ユーザーが欲しい情報を届けることです。しかし、被リンクによりユーザーが望まない情報を持つWebサイトが上位表示されていました。
そんな中、Googleは2012年に大規模なアップデートを行いました。被リンクの排除とコピーコンテンツの排除です。それがペンギンアップデート、パンダアップデートといわれるものです。
2013年以降は、コンテンツSEOが主流になりました。
単にコンテンツをつくるのではなく、ユーザーが欲しい情報をコンテンツにして発信することで、検索時に表示されるようになりました。
この頃から、ユーザーは検索したときに、欲しい情報が手に入るようになりました。
それでも、今ほど精巧な情報ではありませんでした。文字数にして1500文字もあれば十分でした。
しかし、今ではユーザーの欲しい良質な情報が上位に表示されるので、より詳しいコンテンツが作られるようになりました。
その結果、文字数が4000~1万字くらいの大掛かりな情報を発信しなければ上位に表示されなくなりました。
良質なコンテンツとは何か。
Googleの本来の目的は、ユーザーが欲しいと思ったときに必要な情報を届けることです。
この視点から見ると、ユーザーが一つのことを調べるのに、いくつものWebサイトを調べるのと、一つのサイトだけを調べれば問題が解決されるのとでは、後者の方が断然、効率的だし便利です。
良質なコンテンツとは、後者のことです。
ユーザーが調べたいことが、一つのWebサイトで完結できると判断したものをGoogleは上位に表示させます。
良質なコンテンツを作成することでWebサイトが上位表示されます。
キーワードの違う複数の良質なコンテンツを作ると、上位表示されるページが増え、Webサイトにアクセスが集まるようになります。
しかも、自社内でコンテンツを作ると費用がかかりません。
多くのアクセス数を集めるなら、コンテンツSEOがオススメです。
ユーザーが検索するときに必要なのがキーワードです。そのキーワードでどのような情報を欲しているかを調べて詳細を書いたものが良質なコンテンツです。
そのメリットは、
・広告費を抑えることができる
・コンテンツが資産になる
・企業ブランド作りに効果がある
という3点です
コンテンツなしにアクセス数を集めるには、広告を打つしか方法がありません。そして、広告費をかければかけるほどアクセスを集めることができます。
しかし、広告費は一定ではありません。
キーワードのワンクリック当たりの単価は上昇していくからです。なぜなら、クリック単価が高い広告から順番に上位表示されるからです。
1位に表示させたければ、今以上のクリック単価を設定する必要がります。これを企業間で繰り返しているので広告費は、どんどん高くなっていきます。
ところが、良質なコンテンツを作れば、広告費は少しずつ減少し、最終的には広告費が不要になります。
良質なコンテンツは、世の中に大きな変化がない限り有効です。なぜなら、人の困りごとが変化しないからです。
だから、一度作ったコンテンツはユーザーの需要がなくならない限り、いつでもアクセス数を稼いでくれます。
また、社内でコンテンツを作ることができれば、社員の意識や知識のレベルアップにもつながります。
良質な情報を出し続けている企業のイメージは、次第に良くなります。
Googleもまた、良い情報を提供し続ける企業だと認識すれば、Webサイト全体の価値も高くなり、上位表示されるコンテンツも増え、さらにアクセスを集めることができるようになります。
当然、ユーザーの企業評価も高くなります。
良質なコンテンツは、メリットばかりではありません。当然、デメリットもあります。
デメリットは
・効果が出るまで時間がかかる
・書いたコンテンツが上位に表示される保証がない
・社内に書ける人がいないので外部に委託する
も3点です。
広告の場合は、広告を出せばすぐに表示されますので、その日からアクセスを集めることができます。
しかし、コンテンツは作ればすぐにアクセスを集められることはありません。
なぜなら、コンテンツを上げてすぐは、100位以下の表示内なっています。Googleの調査ロボットであるクローラーがコンテンツを認識して初めて、少し順位が上がります。
それを何回も繰り返して、上位に表示されるようになります。もちろん、ユーザーが欲している良質なコンテンツである必要があります。
「このコンテンツは上位に表示されるだろう」と思うくらい会心のものができたとしても、上位に表示されるとは限りません。
判断するのはGoogleだからです。
ですから、時間をかけてつくった内容が深いと思っているコンテンツでも、上位表示がせれないことがあります。
社内にコンテンツを作れる人がいないというのはよくあることです。
元々、文章を書きなれている人は少ないものです。社内にいるのが珍しいくらいです。
ということで、外部に委託することになります。その場合は、一つのコンテンツを作るのに3~5万円がかかります。
コンテンツ作成の費用対効果を広告を出し続けた場合と比較してみましょう。
50コンテンツを作った場合、@4万円とすれば200万円になります。それでも月3000アクセス集められるようになれば、毎月広告費を10万円かけて2000アクセスを集めるよりは費用対効果がよくなります。
50コンテンツ × 4万円 = 200万円(1年間) 3000アクセス/月
広告 12ヶ月 × 10万円 =120万円(1年間) 2000アクセス/月
2年後
50コンテンツ 費用0円 3000アクセス/月
広告 12ヶ月 × 10万円 =120万円(1年間) 2000アクセス/月
上記からも解るようにコンテンツは無料で一定数のアクセスを集めることができますが、広告は、費用をかけ続けないとアクセスを集めることはできません。
年数が経てば経つほど、コンテンツと広告の費用は乖離していきます。
コンテンツを作成したことでアクセスの推移がどのようになったのかを実例を挙げて説明します。
弊社のニュースレターテンプレート販売のサイトです。
107のコンテンツを書いたが、アクセスは283.
その後、4ヶ月で95の良質なコンテンツを書いて1861までアクセスを伸ばす。
そこからは、月5コンテンツを目安に書くようにして続けたところ、8ヶ月で11091アクセスに上昇。
これは、過去に書いたコンテンツが、上位に表示され始めたためと推測できる。
漢方薬局店のサイトです。
アクセスアップの手法を用いるまで、142記事を作成して、3523のアクセスを集めていました。
2014年10月より指導を開始後、48記事を作成し、アクセスは18303(201506)、5倍以上のアクセスを獲得。
ダイエットのサイトです。
お預かりした時は、アクセス数は2825。
毎月、5記事を制作することにより、5ヶ月で18962。6.7倍を達成。
コンテンツをつくるときに最も重要なのがタイトル作りです。その手順を紹介します。
・キーワードをリストアップする
・関連キーワードを調べる
・ツールで検索数を調べる
・検索時に上位表示されているコンテンツを調べる
・Yahoo智恵袋、Googleからユーザーのニーズを見つける
自社の商品やサービスに関連するキーワードを思いつく限りリストアップします。
この時、一人で考えるのでは2~3人でリストアップしましょう。
リストアップしたキーワードを一つずつGoogleで検索してください。
以下の画像のように関連キーワードを表示してくれます。
キーワード
次に検索すると、コンテンツが表示された下部にも関連キーワードを表示してくれます。
リストアップしたキーワードと関連キーワードをツールを使って検索数を調べます。
ツールは以下のものがおススメです。
・ミエルカ
検索数を調べた結果、検索数の少ないキーワードは排除します。ユーザーからの需要がないからです。
リストアップしたキーワードで検索したときに、表示されているコンテンツを分析します。
タイトルはどのようなものか、本文には何が書かれているのかを分析しリストに書き込みます。
Yahoo智恵袋、教えてgooなどの質問サイトにリストアップしたキーワードでユーザーの困りごとを探します。
これらもリストに書き込みます。
リストアップしたキーワード、分析結果、ユーザーの困りごとから判断してタイトルを作ります。
次に、内容についても小見出しを考えます。
以下のツリーマップを参考にしてください。
今回のコンテンツを作るときに作成したものです。
少し長期的な視点でSEOを考えるなら良質なコンテンツを作ることをお勧めします。
その理由は、コンテンツを作ることで広告以上にアクセスを集めることができるからです。
また、今後は営業マンの数も減少してきていることを考えるとデジタルマーケティングの主流にもなります。
早い時期から取り組むことがいいでしょう。