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コロナ禍で認知度も少しは上がったクラウドソーシング。しかし、詳しく知らない方も多くおられます。
この記事では、クラウドソーシングの仕組やどんな時に活用すれば効果的なのかを解説します。
クラウドソーシングを知っておきたいという方は、この記事を参考にしてください。
クラウドソーシングとは、企業がネット上で不特定多数の在宅ワーカーに業務を発注する形態です。
海外では、生産性を上げるために、当たり前のように使われていますが、日本ではまだまだ認知度が低く、専門的な業務以外は、外注やクラウドソーシングを活用していない企業がほとんどです。
日本でもクラウドソーシングの利用者は増えています。
在宅ワーカーだけではなく、副業で依頼を受ける人も多く存在します。それぞれの分野でスキルを持つ人も増えてきていますので、企業がクラウドソーシングを活用することで、様々なメリットを享受することができます。
クラウドソーシングの基本的な仕組みは、発注者が運営会社を通して、仕事の依頼を出します。運営会社に登録している受注者(クラウドワーカー)が仕事に応募して、依頼者の条件に合致すれば仕事を受注します。
受注者は、受注後に依頼者と打ち合わせを行い、成果物を納品します。
発注者は、成果物をチェックし訂正があれば、訂正を指示。訂正がなければ成果物を受取り、受注者に報酬を支払います。
クラウドソーシングを活用して早く人材を集めたいときは、少しのコツが必要です。
それは、「報酬が見合っているかどうか」「仕事内容を明確にする」「案件タイトルに伝えたい情報を盛り込む」の3点です。
仕事の都合上、予算がない場合もあります。
そんな時は、クラウドソーシングに依頼すると、コストを抑えることができます。
クラウドワーカーは、1人で仕事をしている場合が多いので、コスト交渉がしやすいのも利点です.
仕事が立て込んでいて、引き受けた仕事の納期も短い。こんな時に活用して欲しいのがクラウドソーシングです。
手の空いているクラウドワーカーなら、依頼主の専属部下の様なものです。
納期に間に合わせることができるかどうかの確認と予算の確認をしておけば大丈夫です。
修正の時間も考慮に入れて納期は伝えるようにしましょう。ギリギリの納期だともしもの時に対処できなくなります。
デザイン性の必要な仕事やプログラムのように専門知識が必要な仕事は、その道のプロに依頼することです。
最近では、デザインでも素人ができるようなソフトが出てきていますが、プロが作るのとは異なります。
質の良いものを求めるならプロに依頼するのが一番です。
但し、依頼する前に作品を見せてもらうだけでなく、その作品ができるまでの経緯も聞くことで、考え方や仕事の取り組み方がわかります。
生産性を高めるには、アウトソーシングは欠かせません。
アウトソーシングすると費用がかかるように思いますが、実はそうではありません。
給与30万円の社員が、営業資料20ページを作るのに2日かかったとします。
光生年クインなどの負担を考えると少なくともこの社員にかかる経費は40万円になります。
月に22日働くとしたら、一日の日当は18,000円。2日で36,000円です。
アウトソーシングすれば20ページなら60,000円程度です。
差額は24,000円ありますが、社員なら2日あれば24,000円以上は稼いできます。効果の高い商談が成約すれば、24,000円どころではありません。
しかし、日本の中小企業は、アウトソーシングするのはもったいない、社内でできない専門性の高いことなら仕方がないが、できることは内製化するのがいいと考えます。
この考えがアメリカなど海外と異なるところです。
海外では、資料を作ったり、データを整理したりする作業時間をアウトソーシングするのは
当たりまえで、社員は生産性が上がることに時間を使うのです。
だから、この30年でアメリカの経済成長率は7倍、日本は1.5倍という差になって現れています。
今後日本も少子高齢化で、労働力は不足します。少数精鋭で効率的に業務を遂行するにはアウトソーシングの活用は欠かせないものになります。
クラウドソーシングではコンペ形式の発注ができます。
プレゼンして欲しい内容を提示することでその分野に得意な応募者が集まります。依頼者は応募者が提案してきたものの中から意向と合致したものを選び対価を支払います。
ちなみに、コンペ形式で多い依頼は以下の通りです。
ロゴデザイン
キャッチコピー
チラシデザイン
メリットは、応募者の作品を比較できることです。
同じ依頼内容でも、応募者の受け取り方や考え方で作品のテイストはまったく異なります。
依頼者の意向に沿ったものもあれば、「こんな考え方もあるのか」と気づかされることもあります。
いろんな人の考え方が、今後の参考になります。
発注者から見てクラウドソーシングを活用するのは、メリットばかりではありません。課題も多々あります。
・仕事の質が不安
・クラウドワーカーとの意思疎通の不安
・情報流出の不安
・発注作業にかかる労力
・利用費用
・作業の進捗管理の手間
・納期遅延
依頼者からすれば、どのようなものが上がってくるのか不安があります。
確かに、プロといっても仕事の質は様々です。しかし、発注段階で見極めるのは、よほどの経験がないとできません。
であれば、オンラインワークスのように依頼者とクラウドワーカーの間にディレクターがいるようなところを選べば、質に対する不安はなくなります。
クラウドワーカーと意思疎通ができないというのはよく聞く話です。
デザイナーであれば、デザインのことは解っていますが、仕事の本質は解っていません。これが意思疎通できない原因です。
ロゴ一つをとっても、どんな時に、どんな場面、どんな場所で使われているかを理解していないと、見た目はよいけど使えないものが上がってきます。
このような問題もディレクターが間にいてくれれば心配することはありません。
コンペ形式の場合は、契約書まで締結できないので特に不安があります。仕事の依頼が決まれば、契約書により情報流出の不安はなくなります。
発注するための資料を作るのは手間のかかる作業です。
クラウドワーカーに直接依頼するなら、意図を理解してもらうためにも発注資料は必要です。
しかし、ディレクターがいれば、発注資料がなくても、依頼者の話を聞き取りワーカーに発注するための資料も作成してくれます。
時間を圧縮したいなら、ディレクターがいるサービスの利用がおススメです。
利用費用は、直接クラウドワーカーに依頼するのがコスト安です。
しかし、意志の疎通ができないことやどんなものができるかという不安、発注資料を作る手間などがかかります。
すべての面で安心を求めるのなら、少し割高になるかもしれませんが、ディレクターが存在するサイトで依頼するのがおススメです。
クラウドワーカーに依頼した場合は、一人で仕事をしていることが多いので、体調を壊したり、急な予定が入ったりした場合、納期が遅れる可能性もあります。
ですから、頻繁に連絡を取り進捗の確認を取る手間が発生します。
オンラインワークスならディレクターが進捗管理まで行っているので、納期遅延などの問題が起きることはありません。
クラウドソーシングを上手に活用すると、仕事の効率が良くなり、生産性の上がる仕事にだけ時間を割くことができるようになります。
働き方改革といわれていますが、現状はサービス残業をしている従業員も多くいます。
専門性のある仕事だけをクラウドソーシングに依頼するのではなく、資料をまとめたり、データを入力するような社内で行っていた仕事もクラウドソーシングに依頼することで、仕事のやり方は大きく変わり、社内の生産性が上がるようになります。