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ホームページは、作れば終わりではなく、分析をしてアクセスが集まるようにブラッシュアップする必要があります。
分析することは、現状保把握を知ることはもちろん、競合のホームページも分析して、競合にない強みを打ち出すことでユーザーが関心を持ってもらえるようにすることです。
そのためには、ホームページを特定のキーワードで検索されたときに上位表示させるようにすることです。
ホームページの分析はなぜ必要なのでしょうか?
「ホームページを立ち上げたけれども、お問合せも年に数件しかない」という企業はたくさんあります。
これは、ホームページを作ったまま放置しているからです。
きちんと分析をしていれば、アクセス数や流入経路、検索キーワードなどを知ることができます。
その情報を元にホームページを改善していけば、「問い合わせがない」「資料請求がない」ということはなくなります。
しかも、今後は営業DXに取組む上で、ホームページは欠かせないものになります。
しっかりと分析をして、見込み客を獲得できるようにホームページを改善することが大切です。
ホームページを分析する目的は3つです。
・自社の強みと弱みを知る(現状把握)
・競合他社と比較したときの強みと弱みを知る
・効果測定
分析の目的は、まず、現状の把握です。
どのページが見られているのか?
何人が訪問しているのか?
滞在時間はどれくらいなのか?
離脱ページはどこなのか?
分析をすることでこのようなことが分かります。
競合他社と比較した場合の違いを知ることは大切です。
・どんなキーワードが使われているのか?
・コンテンツボリュームはどれくらいあるのか?
・外部リンクはどれくらいあるのか?
・どんなキーワードが上位表示されているのか?
など、競合ホームページのデータを基にして、自社ホームページをどのように改善すればいいのかを見直し、検索に強いホームページにしていくと、ホームページへの流入数が増えます。
キャンペーンなどをしている場合、どれくらいの効果があるのか測定することが必要です。
特に、広告を出している場合は、日々分析を行い、効果が出ていないようであれば、その原因を解明して改善していくことが大切です。
ホームページの何を分析するのかを知らなければ、分析の仕様がありません。いかに、分析するべき基本を紹介します。
・月間セッション数
・ユニーク訪問者数
・1ユーザーのリピート回数
・平均滞在時間
・平均閲覧ページ
・直帰率
・アクセス数
1ヶ月にサイトの来訪した回数。ここが弱いと、広告やSEOで来訪者を増やす施策が必要になります。
月間に同じ人が数回来ても一人と見なされるので、実質の訪問者数になります。セッション数と同様にここが弱いと広告やSEOの施策が必要になります。
計測期間内の1ユーザーの平均訪問数です。ここが弱いと広告・サイト制作・SEOを見直しましょう。検索ワードとサイト内容に食い違いがある可能性があります。
来訪者一人当たりの平均の閲覧時間です。ここが弱いとサイトの内容が分かりづらいか、広告とサイトの内容に食い違いがある可能性があります。
来訪者一人当たりの閲覧ページ数の平均です。ここが弱いとサイトの内容が分かりづらいものになっている可能性があります。
全訪問者の内、1ページ目で閲覧を止めた割合です。ここが弱いと平均閲覧ページや平均滞在時間と同様に、サイトの内容が分かりづらいものになっている可能性があります。
アクセス数は期間内に来訪した人の数です。全体のアクセス数だけではなく、どこから来たのかという流入経路も大切です。
流入経路は以下の通りです。
・ダイレクト
・メール
・リファラル
・SNS
・オーガニック検索
・有料検索
URLを直接入力するか、ブックマークから来訪した人。
メールからの来訪者。
他のサイトからの来訪者。
ソーシャルメディアからの来訪者。
検索エンジンから検索してきた来訪者。ここが弱いとSEOの対策に取組む方がよいでしょう。
ディスプレイ広告からの来訪者。ここが弱いと広告の再考をすることが大切です。
競合サイトとは、あなたのベンチマークしている競合サイトのことです。ホームページを見込み客集めや商品の販売に使うのであれば、競合サイトの分析は欠かせません。
その目的は、ユーザーに選んでもらえるホームページを作ることです。
競合サイトを分析すれば、どんなキーワードでの流入が多いのか、書かれているコンテンツの内容、内部リンクの施策、外部リンクはどれくらいあるかなどが解ります。
自社のターゲットになる人が、どのようなキーワードで検索するのかを想定して5つのキーワードを
選定します。
それをキーワードツールで調べると、関連キーワードが表示されます。次に関連ワードの検索数を調べます。
キーワードの検索数が多ければよいというものではありません。
ビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードに分けてキーワードを選定します。
選定が終われば、検索順位ツールを使って、競合サイトがそのキーワードで何位に表示されているかを調べます。
あとは、そのキーワードで競合五勝てるのか、勝てない場合は、別のキーワードで検索上位を狙うなどの対策が必要になります。
競合サイトに書かれているコンテンツの内容も調べます。
選定したキーワードに即した内容が書かれているのか、コンテンツの文字量どれくらいかなど調べます。
コンテンツの評価として、上位10位までに表示されているコンテンツの70%以上の文字量は4,442~11,212文字です。
また、コンテンツそれぞれのレベルを調べることができます。ページランクを調べるツールを使って、調べたいページのURLを入力すればページのランクが表示されます。
SEO対策をする場合、ホームページの内容が、Googleクローラーに読みやすいように設定していることが大切です。
設定されていないと、どれだけ内容のよいコンテンツを作成してもクローラーに読み取られず上位に表示されなくなります。
内部調整するものを列記しておきます。
・ページスピード
・noindex設定
・nofollow設定
・ファイルサイズ
・スマートフォン向けmetaタグ設定
・ogp設定
・モバイルフレンドリー
・インデックス数
・ドメインエイジ
外部施策とは、被リンクの質と数です。
要は、自社サイトにどれだけ外部からリンクが貼られているかです。
被リンクを調べるには、無料の儀リンクチェックツールがあります。
これを用いると外部サイトがどれくらいあって、どこから貼られているかが分かります。
競合のコンテンツに書かれている内容を調べるのは当たりまえです。
その前に、自社のコンテンツがGoogleクローラーに読み取られるようになっているのかを調べる方が先決です。
時間と労力をかけてつくったコンテンツもクローラーに読み取ってもらわなければ、作った意味がありません。
チェックすべき項目は、いろいろありますが代表的なものを紹介します。
・タイトルについて
・見出しの順番について
・全体の文字数について
タイトルの文字数は短すぎても長すぎてもいけません。加えて、タイトルには必ず、キーワードを入れることです。
タイトルの文字数は、16~36文字が望ましいとされていて、キーワードはできるだけタイトルの前部分に持ってくるように心がけてください。
見出し、小見出しという順番に並んでいるか?
その際に見出しにタグ<h1>などを付けているかを確認してください。
コンテンツのタイトルは、<h1>タグになります。小見出しは<h2>小見出しの中の次の見出しは<h3>となり、<h6>までタグがあります。
<h1>=タイトルの文字数は、16-36文字。
<h2>の文字数は26文字以内。
<h3>の文字数は11文字以内。
<h2><h3>は、違和感がなければキーワードを入れることがオススメです。
上位1ページ目に表示されているコンテンツの70%が文字数4,422~12,212で構成されています。
少ない文字数でも上位に表示しないことはないのですが、理想的には4000文字以上が効果的です。
また、キーワードは、コンテンツ全体の4~20%以内の納めること。関連キーワードも同庁に4~20%以内で納めることです。
競合サイトを調べるときに役に立つツールを紹介します。
・SEOチェキ
・Page Speed Insight
・Wayback Machine
・Ghostery
競合ホームページのURLを入れるだけで、title、description、keywords、発リンク数が分かります。
リンクについては、どこからのリンクかもすべてわかります。
自社あるいは競合のホームページURLを入れれば、パフォーマンス、ユーザー補助、お勧め方法、SEOのそれぞれのスコアが表示されるだけではなく、どこをどのように修正すればよいのかも細かく指示が出ています。
Wayback Machineは、過去のホームページを閲覧できるツールです。それだけではありません。
ホームページの順位の推移を見ることができます。
競合サイトの調査に時間がかかるものですが、Ghosteryを活用すれば時間短縮になります。
オンラインワークスでは、御社のホームページだけではなく、競合との分析を無料で行っています。
競合と比較して、自社の強みと弱み、使われているキーワードの違い、コンテンツ量の違いなどを分析して改善し、特定キーワードで検索されたときに上表示するようにホームページ改善の指標として分析結果を参考にしてください。
ホームページを分析する目的は、特定のキーワードで検索されたときに、競合サイトよりも上位表示させて、少しでも多くのユーザーを集めることです。
そのためには、自社ホームページの強みを知り、弱みを改善するだけでなく、競合のホームページも分析することで、差別化しユーザーの脅威関心を引くことです。
ホームページは、作れば終わりではなく、PDCAサイクルを回して改善し、一人でも多くのリード客(見込み客)を集めるようにしていくことが、今後のデジタル営業に必要不可欠なことです。